フレンチブルドッグは「おしゃべり犬」!? 吠えないのにうるさい7つの音の正体

フレンチブルドッグは「あまり吠えない犬」として知られています。でも「静かな犬」かというと、まったくそんなことはありません。
実はフレンチブルドッグは、あくび・唸り・ガルガル音・ヨーデルまで駆使する「おしゃべり犬」なのです。
吠えないけど「しゃべる」犬
フレンチブルドッグは番犬のようにワンワン吠えることは少ない犬種です。しかしその代わりに、驚くほど多彩な音を使って飼い主とコミュニケーションを取ります。
フレンチブルドッグオーナーの多くが「うちの子、なんか話しかけてくる」と感じた経験があるはず。それは気のせいではなく、フレンチブルドッグが持つ独自の”会話術”なのです。
フレンチブルドッグの音カタログ:代表的な7つの音
| 音の種類 | どんな音? | こんなときに出す |
|---|---|---|
| グルグル・ブツブツ | 低い喉の音でブツブツ言う | リラックスしているとき、満足しているとき。飼い主への「語りかけ」 |
| ヨーデル・ウォーウォー | 高低差のある独特の遠吠え風 | 嬉しいとき、飼い主の帰宅時、車の中で一緒に歌うとき |
| ヤップ(短い高音) | キャン!と短く鳴く | 興奮しているとき、遊んでほしいとき |
| クーン・クンクン | 甘えたような高い鳴き声 | 寂しいとき、かまってほしいとき、おやつが欲しいとき |
| フガフガ・ブヒブヒ | 鼻から出るブタのような音 | 通常の呼吸でも出る。興奮するとさらに増える |
| ガルガル(唸り) | 低い喉の唸り声 | 遊んでいるとき(楽しい唸り)と、不満なとき。文脈で判断 |
| 大あくび | 声付きの派手なあくび | 退屈なとき、眠いとき。「もう飽きた」のサイン |
車の中で飼い主と「一緒に歌う」
フレンチブルドッグの面白い習性のひとつが、車の中で飼い主の歌声に合わせて鳴くことです。
音楽に反応しているのか、飼い主の声に呼応しているのかは定かではありませんが、フレンチブルドッグオーナーの間では「うちの子、車で歌う」という報告が数多くあります。ヨーデルのような高低差のある声で合唱する姿は、なんとも愛らしいものです。
叱られると「拗ねる」:感情表現も豊か
フレンチブルドッグのおしゃべりは音だけではありません。表情と態度でも雄弁に語ります。
特に有名なのが「叱られたあとの拗ね」。フレンチブルドッグはとても繊細な犬種で、強く叱られると本気で落ち込み、家の中をしょんぼり歩き回ることがあります。
逆に褒められると全力で喜びを表現。しつけにはポジティブな声かけが効果的だと言われるのは、このためです。
フレンチブルドッグが「おしゃべり」な理由
なぜフレンチブルドッグはこれほど多彩な音を出すのでしょうか。主な理由は2つあります。
① 短頭種ならではの構造
鼻が短く気道が独特な構造をしているため、呼吸するだけでもさまざまな音が生まれます。これがフレンチブルドッグ独特の「ブヒブヒ」「フガフガ」の正体。ほかの犬種では出ない音のバリエーションが、結果的にコミュニケーションの幅を広げています。
② 愛玩犬としての歴史
フレンチブルドッグは何百年もの間、人間のそばで暮らすことを目的に改良されてきた犬種。人間の注意を引き、感情を伝えることに長けた個体が好まれてきた結果、「吠える以外の方法で伝える力」が磨かれてきたと考えられています。
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まとめ
- フレンチブルドッグはあまり吠えないが、グルグル・ヨーデル・ヤップなど多彩な音で「おしゃべり」する
- 車の中で飼い主と一緒に「歌う」ことでも知られている
- 叱られると拗ねるほど感情表現が豊か
- 短頭種の体の構造と、愛玩犬としての歴史がおしゃべりの理由
フレンチブルドッグの「ブヒブヒ」や「グルグル」は、ただの騒音ではありません。あれは、あなたへの語りかけ。耳を澄ませば、愛犬が何を伝えたいのかきっとわかるはずです。


