老化は「後ろ足」の筋肉から始まる
愛らしいフレンチブルドッグも例外ではありません。筋肉質の体格も、歳を重ねると後ろ足の筋肉が衰え始めます。
なぜそうなのか
フレンチブルドッグは、特有の体型から、後ろ足の筋肉への負担が大きくなりがちです。若い頃は、その筋肉質の体格で活発に動き回れますが、加齢とともに筋肉量(筋量)は自然と減少していきます。これは、筋肉のタンパク質合成が低下し、筋肉の分解が促進されるためです。(タンパク質合成:筋肉を作る過程、分解:筋肉を壊す過程)
特に、フレンチブルドッグは「骨格異形(骨格の異常)」を持つ犬種であり、股関節や膝関節への負担が大きいため、これらの関節を支える筋肉も影響を受けやすいと考えられます。また、活動量の低下や栄養状態の変化も、筋肉量の減少を加速させる要因となります。さらに、加齢に伴い、神経系の機能低下も起こり、筋肉の制御がうまくいかなくなることもあります。
フレブルオーナーが知っておくべきこと
フレブルのシニア期は、後ろ足の筋肉量の減少に注意が必要です。段差や階段の上り下りなど、後ろ足に負担のかかる行動を避け、フローリングの滑り止め対策や、ペット用スロープの設置などを検討しましょう。また、適切な栄養バランスの飼料を与え、適度な運動を維持することも重要です。もし、後ろ足の細り具合や歩き方に変化が見られた場合は、獣医さんに相談し、関節の状態や筋肉の健康状態をチェックしてもらうことをお勧めします。早期の対策が、フレブルの寝たきり防止につながります。

