謎のひとり遊び「ちんすり」の正体

フレンチブルドッグの男の子に見られる「ちんすり」という謎の行動。実は、彼らなりのコミュニケーションの一種であり、意外な理由が隠されています。
なぜそうなのか
「ちんすり」とは、フレンチブルドッグのオスが前足を使って自分の陰部を器用に、そして必死に掻く行動のことです。この行動は、単なる生理現象だけでは説明できません。
第一に、フレンチブルドッグは皮膚が非常に敏感です。特に陰部周辺の皮膚は薄く、外部からの刺激を受けやすい傾向があります。そのため、わずかな痒みや不快感を感じた際にも、すぐに掻く行動に出ることがあります。(皮膚のバリア機能が弱い、という状態です。)
第二に、遊びの一環として、この行動を繰り返すことがあります。特に子犬の頃は、新しい発見や感覚を求めて、自分の体を触ったり、舐めたりする遊びをすることがよくあります。「ちんすり」も、その一種として、飼い主の気を引くための行動である可能性も考えられます。(探索行動、注目喚起行動)
第三に、過去の祖先であるバセットハウンドやブルドッグの行動が遺伝的に残っている可能性も指摘されています。彼らは、皮膚の清潔を保つために、このような行動をとっていたのかもしれません。(遺伝的残留)
フレブルオーナーが知っておくべきこと
「ちんすり」を見かけた際に、まず確認すべきは、皮膚の状態です。赤み、腫れ、湿疹などがあれば、皮膚炎やアレルギーの可能性がありますので、獣医さんに相談しましょう。(皮膚炎、アレルギー)
もし皮膚に異常がない場合は、過度に心配する必要はありません。しかし、頻繁に「ちんすり」をする場合は、飼育環境を見直したり、食事内容を改善したりすることで、皮膚のバリア機能を高めることを検討しましょう。
また、この行動を叱ったり、止めたりする必要はありません。むしろ、遊びの一環として受け止め、適度な運動やスキンシップで気を紛らわせてあげることが大切です。もし、飼い主が「ちんすり」している姿を面白がって反応すると、さらにこの行動を繰り返すようになる可能性があるので、注意が必要です。

