ブルーの毛色が「希少」とされる理由


フレンチブルドッグの愛くるしいブルーの毛色は、実は特別な遺伝子の組み合わせが揃わないと生まれてこない、希少な存在なのです。
なぜそうなのか
フレンチブルドッグのブルー(青灰色)の毛色は、一般的に「希釈遺伝子(d)」と呼ばれる劣性遺伝子によって生み出されます。これは、メラニン色素(黒色素)を薄める働きを持つ遺伝子で、親犬が両方ともこの希釈遺伝子を持っている場合に、子犬がブルーの毛色を持つ可能性が出てきます。
具体的には、黒色のフレンチブルドッグの子犬が、両親から希釈遺伝子を受け継ぐと、黒色素が薄まり、青灰色に見えるのです。この希釈遺伝子は、他の毛色にも影響を与え、例えば、フォーン(淡い茶色)のフレンチブルドッグは、希釈遺伝子を持つことで、ブルーフォーンという、より青みがかった色合いになります。
希釈遺伝子は、特定の犬種でしか見られないこともあり、フレンチブルドッグにおいても、その組み合わせが限られているため、ブルーの毛色の個体は比較的少ないのです。また、希釈遺伝子を持つ個体は、皮膚のメラニン色素が少ないため、皮膚がデリケートな傾向があることも知られています。
フレブルオーナーが知っておくべきこと
ブルーのフレンチブルドッグを飼っている、または飼いたいと思っているオーナーは、この遺伝的な特徴を理解しておくことが大切です。皮膚がデリケートなため、紫外線対策は念入りに行い、保湿ケアも欠かさないようにしましょう。また、皮膚病になりやすい傾向があるため、日頃から皮膚の状態を観察し、異常があれば早めに獣医さんに相談することが重要です。ブルーの毛色は、遺伝的な希少性を示すだけでなく、特別なケアが必要なことを教えてくれるサインとも言えるでしょう。