昔は「ネズミ捕り犬」として活躍した!?


フレンチブルドッグのルーツを覗いてみると、実はパリの街を救った「ネズミ退治のエキスパート」という、驚くほどアクティブな過去があるんです。
誰かに話したくなる、フレンチブルドッグの意外すぎる「前職」のお話です。
パリの街の「小さなヒーロー」
19世紀後半、産業革命に沸くフランス・パリ。当時は建物が密集し、どこにでも現れるネズミの被害に街の人々は頭を悩ませていました。
そこで立ち上がったのが、フレンチブルドッグのご先祖様たちです。
実は彼ら、ただのペットではなく、当時「パリジャン・ラッター(パリのネズミ捕り犬)」と呼ばれていたテリア系の犬たちと交配され、ネズミを捕まえる能力を磨き上げられた「実力派の仕事犬」だったのです。
「可愛くて、鼻が利き、狭い場所でも素早く動ける」
そんな最強のスペックを持った彼らは、「ゴベリン・ド・パリ(パリのゴベリン犬)」と呼ばれ、工場や家庭でネズミを捕まえる頼もしい仕事人として愛されていたのです。
「ムチムチボディ」に隠された秘密
フレブル特有の、短くてがっしりした筋肉質な体格。
実はこれ、狭い場所を俊敏に駆け回り、ネズミを追い詰めるために磨き上げられた「プロの証」でもあります。
ムチムチした愛らしい体も、実は「一生懸命お仕事をしていた頃の名残」だと思うと、なんだか誇らしく、より愛おしく感じられませんか?
歴史を知ると、愛犬の「本能」が見えてくる
「うちの子、おもちゃを必死に追いかけるな」「隠したおやつを鼻を鳴らして探しているな」…… そんな日常の何気ない姿はありませんか?
それは、かつてパリの街を一生懸命に駆け回っていた、ご先祖様たちの頼もしい本能が、今もひっそり受け継がれている証拠。
おもちゃを追いかけて興奮しているときは、もしかしたら頭の中でパリのネズミを追いかけている「仕事人モード」なのかもしれません。
歴史を知ることは、最高のケアに繋がる
この「ネズミ捕り犬」としての歴史は、今の健康管理にも繋がる大切なヒントを教えてくれます。
例えば、パグなどの血統から受け継いだ「短いお鼻(短頭種)」。
一生懸命お仕事をしていた時代から、彼らは呼吸器のケアが必要な体質でした。また、本能的に何かに夢中になりやすいからこそ、お散歩中の興奮を優しくコントロールしてあげることも大切です。
歴史を知ることで、愛犬の個性を尊重し、より適切なケアを届けられるようになる。それこそが、飼い主さんと愛犬の絆を深める第一歩になるはずです。

パリの街を助け、たくさんの人々に寄り添ってきたフレンチブルドッグ。
今日、愛犬がすやすやと寝息を立てている隣で、「昔は頑張り屋さんだったんだね、今はゆっくりしてね」と、そっと撫でてあげたくなりますね。